ヨーロッパの人というのは、外国の遺跡から遺物を持って帰るのがお好きなようだ。大英博物館やルーブル美術館が、「返してほしい」と元の国からいわれている、という話が時々耳に入ってくる。

で、これはウィーンの美術史博物館の展示物。ここにもあった。
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これはミイラが収められていた木棺と、カノプス壺。カノプスについては、雑誌ナショナルジオグラフィックで紹介されていたので、とても数が少ないものだろうと思っていたのだが、木棺とセットになって、たくさん並んでいた。
人だけでなく、ネコやワニのミイラまであった。
ヨーロッパの人は、どういう気持ちで持って帰って、どういう気持ちで見ているのだろう。オレサマハエラインダゼイなんて優越感にひたりながら、美術工芸品として鑑賞しているのだろうか。もの珍しく、きれいだとは思うけど、お墓の埋葬品だよ・・・・・ 

日本では『エジプト展』はなかなかの人気行事と聞く。興味はあるけど、人ごみは苦手なので敬遠していたが、もう充分というほど見ることができたよ。

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