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カテゴリ:ラジャアンパットリゾート

リゾートの暮らし2

* ラジャアンパット 10 *

最後に、クリ・エコ・リゾートの施設の紹介を少々。
貝.JPG
部屋はすべて、海の上に建っています。(誰も水上コテージとは呼ばないのはなぜ?)部屋までの橋には、こんなふうに貝がらが飾られていて、かわいらしいですね。部屋の中にも、いろんな所に貝が。
2室で1つの建物になっています。それぞれベッドルームとテラスがあり、テラスにはベンチとハンモックがありました。テラスからはもちろん海に下りることができます。

ちょっとびっくりしたのが、これです。部屋から出て橋を渡って、ビーチをそのまままっすぐ奥に5mくらい進んだ所にある建物。
トイレ.JPG
トイレとお風呂です。同じ建物の2室で共用です。そんなことはどうでもいいでしょうが、向かって左側の扉の向こうがトイレ、右側の扉の向こうがお風呂です。

まぁ、トイレは常識の範囲内ですかね。
トイレ室内.JPG
けっこう広いです。右下にちょっと写っているバケツに水があって、それの水をひしゃくで汲んで流します。一応、水洗トイレですが、タンクの水は流さないで、と言われました。水がたまるのに時間がかかるそうです。

そしてこれ。
マンディ.JPG
現地語でマンディと呼ぶお風呂です。地下水をためてあります。けっこう冷たいです。そしてナント!塩からいのです。サンゴの島なので、地下水といえども海水が混じっているんだそうです。乾季はもろにその影響が出るというわけ。
ちょうど浴槽みたいに見えますが、水をためているだけなので、体を入れてはいけません。そんなことをすると、水がたまるまでにどれだけの時間がかかることか・・・ シャワーなどという文明の機器はありませんが、洗面器が立派にその役を果たしてくれます。

夜はダイビングから上がった所にお湯(ホットマンディ)を置いてくれています。あったかくてほっとします。

というわけで、塩分濃度の高い水(海水)か、塩分濃度の低い水(地下水)しかない一週間でした。
洗濯サービス無料というので、頼んでみたら、その地下水で洗ってくれたようでした。そうか、これが島の人の感覚なんだ~、と実感させられました。

部屋に飲み水をたくさん置いてくれていたので、カメラをさわる前にはその水で手を洗っていました。こんな状態なので、電池やメディア交換のためだけにしかカメラをさわることはできません。陸上の写真は、最終日までオアズケ。天気が悪くならないかと、どきどきしていました。


とはいえ、このリゾートも、あたり一帯も、人間によって汚されてなく本当にきれいな所でした。たまには文明の快適さから外れてもなんとかなる、というような方は、ぜひとも行ってみて下さい。
快適さを求める方でも、歩いて20分くらい離れた所に設備のしっかりしたソリドベイリゾートがあるので大丈夫です。

旅の手配をお願いしたアセントツアーのラジャアンパット紹介HPへのリンクです。興味ある方はどうぞ。

だらだらとひきずってしまったラジャアンパット紀行は、これで終わりにします。読んでくれてありがとう。

リゾートの暮らし1

* ラジャアンパット 9 *


一日は、こんなに美しい朝焼けから始まっていたようです。
朝.JPG
このリゾートは土曜日はダイビングはお休み。その代わり、早朝に野鳥観察のツアーがあります。この写真は、野鳥観察に参加した人にもらった一枚です。
明るくなる前から鳥がギャーギャー騒いでいて、とても寝られたもんじゃないんだけど、それでもベッドから体を起せない私。お目当てのゴクラクチョウには会えなかったそうなので、寝ていて正解!


ここはリゾートなので、朝メシ前の1本はありません。普通に朝食を食べた後、ボートダイビングに出発です。欧米人には、予定出発時間を守ろうなんて考えは、これっぽっちもないようです。15分程度の遅れでは、ガイドも呼びに行こうとはしません。
ま、海は逃げないので、のんびり行きましょう!
1本潜って、近くの島で休憩です。お茶とお菓子、果物などを用意してくれています。
2本目のダイビングの後、リゾートに帰ります。
それからランチです。ボートごとに行き先や帰ってくる時間が違いますが、帰ってきたグループごとに用意してくれていました。なので、ソテーやスープはあったかくておいしいです。

それから幸せなお昼寝タイム。部屋のテラスのハンモックの気持ちいいこと!! 午後のボートに遅れるのって、お互い様です!!!
午後は、1本潜った後、ナイトダイビングや日没頃のニシキテグリダイビングができます。リゾート前でのセルフも可能。ただ、1本のダイビングが長い(70分前後)ので、セルフをする時間がありませんでした。ナイトやマンダリンに行かない日は、なぜか、3本目から帰ってくるのが遅いのです。

夕食前に、みんなで集まって、翌日のブリーフィングがあります。
Dive-Plan.JPG
みんなのリクエストを聞きながら、グループと、ポイントを割り振ってくれます。ポイントのリクエストといっても、マンタに行くかどうか、くらいなので、初日にグループになったメンバーが毎回ほぼ一緒にダイビングすることになります。

そうしてお待ちかねの夕食です。これにあともう2品くらいおかずがあったような気がします。
料理.JPG

ウオビゴン

* ラジャアンパット 8 *

ウオビゴンは、ヒゲもじゃのオオセです。初日から出会えてラッキーと、うれしくて大騒ぎをしましたが、1日1匹くらいは見たように思います。だんだん見慣れてきます。
夜行性のようで、昼間は暗いところでシッポを丸めて寝ています。岩の下にいたり、キャベツコーラルの間にはさまっていたり。なのでこのときはびっくりしましたね。サンゴの上に乗っかっているだけですから。

ウオビゴン.JPG

見たい方は、ラジャアンパット、クリ島へ行ってみてください。(こんなの見たくない???)

イエローリボンスイートリップス

* ラジャアンパット 7 *

ラジャアンパットでは、変な形で地味な魚(擬態系)がメインなんだろうと勝手に思い込んでいて、そのくせ、きれいなお魚がたくさんサンゴの周りでひらひらしている光景も期待していました。普通の人に喜んでもらえそうな写真を撮って、来年のカレンダーを作ろうと思っていました。
で、実際はどうだったかというと、変な生き物の写真ばかり。オコゼやカサゴ、オオセの化け物みたいなの(Wobbegong)、ウミウシ、ヨウジウオなど。

普通のお魚を紹介しましょう。イエローリボンスイートリップスです。アヤコショウダイと混じって群れていることもありました。

IMG_4111.JPG
これくらい集まってくれていると、見ごたえありますね。
欲張って群全体を写そうとすると、被写体との距離があいてしまいシャープな写真じゃなくなってしまいます。かといって近寄ると、魚がはみだしてしまうし。どうしようかな・・・

イギリス人フォト派ダイバー

* ラジャアンパット 6 *

一緒にダイビングをしたのは、ダイビング歴40年というオーストラリア人2人組、2年間仕事を休んでアジアに来て、フィリピンでダイバーになって遊んでいるというイギリス人女性、ガイド2人とガイド見習いさん1人で、誰もカメラを持っていませんでした。リゾートにはプロ水中カメラマンも来ていましたが、グループが違っていたので、残念なことに彼の仕事っぷりを見学することはできませんでした。

マンタポイントに行く日だけ我々のボートに乗ってきたイギリス人のALEXは、一緒にダイビングをした唯一のフォト派ダイバーです。
困ったヤツで、私が写真を撮っていると(ねばっているときに限って)、割り込んでくるわけですよ。”待つ”ということを知らないのかねぇ。気が散って集中できなくなるので、後で撮ろうと思いその場所を彼に譲ると、私の5倍くらいねばるわけですよ。みんな遠くに行ってしまっているので、もうその場所はあきらめざるをえません。
かと思うと、せっかく譲ってあげても、写真を撮らずにすぐにその場を立ち去ったりもします。”国や文化が違えば、好きな生き物が違うのかねぇ。それなら、割り込むのはやめてよ~”と思いながら海から上がりました。

”あんなに時間かけたんだから、いい写真が撮れたでしょ!” と聞いてみると、ねばっていたときにいたエビやウミウシはなんとか撮れたけど、他は何を撮っているのか分からなかったとのこと。
しょうがないから、次に潜った時は指差して教えてあげたんだけど、それでも分からなかったらしい。クダゴンベ。2匹もいたのに!!

クダゴンベ.JPG

マンタポイント

* ラジャアンパット 5 *

このリゾートでは、距離10キロ以上離れたポイントに行く場合、追加料金が必要になります。残念ながら、マンタポイントも少々遠いようで、25ユーロ追加なのですが、マンタポイントにだけは、最初の1回は追加料金なしで連れて行ってもらえます。

事前情報によると、流れが強いのに、つかまる岩もない砂地で、多いときは100枚くらい出る、らしい。PATさんも、流れが強いし、ひどいときは洗濯機状態だ、なんて恐ろしいことを言っていました。ですが、最近はマンタがいない日もあるようです。毎日夕方に集まって、翌日のポイント相談会をするのですが、その時にPATさんは、”マンタポイントには、ヨウジウオ、ヘラヤガラ、いろんな種類のウミウシ、黄色くきれいなギンガハゼがいます。マンタがいなくても楽しめます。”なんて言っていました。

さて。
ポイントに着いて、ガイドが水面からマンタを探してくれましたが、いないようでした。別の場所でダイビングをし、約3時間後にマンタポイントに戻りました。
またガイドがマンタを探しに行きます。・・・・・ギンガハゼがいるならきれいな別のハゼがいるかも・・・なんて思っていると、ガイドがうれしそうに戻ってきました。”OK”

さぁ!海に入ると・・・・・。かなりにごっています。流れはほとんどありません。でもマンタはいません。
ヨウジウオもヘラヤガラも視界に入ってきません。ギンガハゼは?と目を凝らすと、黄色い何かが。いました。直径5ミリくらいの子供です。すぐ引っ込んでしまい、出てきません。レッドマージンシュリンプゴビー(逃げない)やオトメハゼはたくさんいましたが、きれいな別のハゼは見つかりません。
水温28度でも、動かずにじっとしていると寒くなってきます。”マンタはいないに違いない!もう別の所に行こうよ!!”と思った頃、遠くのほうから黒い影がこっちに向かってくるのに気がつきました。

IMG_3253.JPG
マンタ4枚、うち3枚がブラックマンタでした。




しかし。せっかくのマンタが台無しの透明度。もったいないことです。

ピグミーシーホース ③

* ラジャアンパット 4 *

そして、これ。初めて見た種類です。

Pontohi.JPG

Pontohiという種類のピグミーシーホース。

正確に(生物学的に)いうと、
種名  Hippocampus Pontohi

種名は、図鑑にも載っている万国共通の正式名称(学名)で、属名と種小名で構成されています。
この場合、最初のHippocampusは属名で、タツノオトシゴの仲間という意味。次のPontohiは種を特定するための種小名です。Pontohiに対応する和名はありません。
外国では、多くの生物は英語の名前で紹介されますが、なぜかしらピグミーは学名で呼ばれています。不思議な現象ですね。

さてこのチョー小さいピグミー、初めて見たのはナイトダイビング。
合図に気付いてガイドを見ると、岩のくぼみの下に座り込んでいるではありませんか。せっかくの広い海、もっとゆったりしようよ~なんて思いながらしぶしぶ近づくと、とてもきれいとは言えないコケみたいなものを指し示すわけですよ。え~っ、なに??と少々イラッとしつつ目を凝らすと、ゴミみたいな物がゆらゆら揺れているのに気付きました。近寄ると、ピグミーだったのです。
こんなふうに、細いコケみたいなものにしっぽを巻きつけて、右面をこっちにむけ、裏返り、と、けっこうな運動量です。

”よく見つけたな~” と、まぼろしを見せられたような気分で海から上がりました。(ちなみにこのときのダイビング時間、84分!)
その時は、相当珍しいんだろうと思いましたが、Deniseよりも多く、合計8個体も見せてもらいました。
お見事、ガイドのEDISON!!

この地では、これをたくさん見つけるのがガイドの力量なんだとか?!

ピグミーシーホース ②

* ラジャアンパット 3 *

コチラもウチワに付いているピグミーシーホース。

Denise.JPG
このつるっとしたピグミーは、Deniseという種類です。
これも小さい!目をそらすとオシマイ。もうどこにいるんだか分からなくなってしまいます。ウチワの後ろから指差して、それからカメラのファインダーをのぞくのがいいみたい。そしたら、指差している側に別のダイバーが来て探してたけど、”ごめんね、こちら側にいるんだよ~”
このピグミーさんも、すぐに後ろ向いて枝に隠れてしまいました。こんなに擬態上手なんだから、いっしょうけんめい隠れようとしなくてもいいでしょうに!

この種類のピグミーを見たのは、2個体だけです。もう一つは、赤いウチワに付いた、赤色つるつるピグミーでした。

ピグミーシーホース ①

* ラジャアンパット 2 *

ラジャアンパットではこれを見なきゃ!
まずは、ピグミーシーホース。今回は3種類のピグミーに出会いました。

Bargibanti.JPG
このぶつぶつピグミーは、Bargibantiという種類です(Hippocampus Bargibanti)。
とても小さいです。カメラのレンズで拡大すると、ピグミーさんがはずかしがって顔をかくしたりしている様子をなんとか観察できますが、肉眼では見れないのでは?と思います。リゾートの支配人のPATさんなんて、虫メガネを使って探したり、見たりしてたくらいですから。インドネシアでピグミーを見たい方、虫メガネは必携です。

この種類のピグミーは、クリ島周辺にはどこにでもいるようです。ですが、ウチワ1つに、多くて5個体程度。密集度は、ミソールに負けてますね。

ラジャアンパットのクリ・エコリゾート

* ラジャアンパット 1 *

KURI.JPG

このきれいな水上コテージ風の建物は、ラジャアンパットのクリ・エコリゾートです。写真写りがいいですね~

今度こそ、本当のラジャアンパットでダイビングをできました。すばらしい目を持ったガイドさんに案内してもらえ、珍しい生物にたくさん出会うことができました。
また、ゆっくりご紹介してゆきましょう。
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