行きたいけどなかなか行けなかった場所。志賀高原のふもとの地獄谷温泉。
猿が温泉に入ることで外国人に大人気。旅の口コミサイト、トリップアドバイザーで日本の人気観光地の上位に入っているんだとか。スノーモンキーなんて呼ばれているようですが、どうしてそんなことに外国人が興味を持つんだか謎です。

志賀高原ロマン美術館前の駐車場に車を止めて、冬山登山用の上着とパンツでしっかり寒さ対策をして、8時50分に歩き始めました。数分歩いた上林温泉街に猿温泉用駐車場がありましたが、けっこう急な凍った坂道で、我が家の古いタイヤでは登れなさそうな予感。
温泉街を通過して、凍った林道を歩くこと40分、9時30分に猿公園に到着しました。地獄谷野猿公苑のホームページによると、『約2km、30分歩くと着く』そうですが、それは平地を歩く時間でしょ!!

入場料金¥800を払って公園に入ると、かわいいのなんのって・・・元気な猿はそこら辺を走り回っています。ですが、温泉につかっている猿は、じ~~~っとしています。
猿1.JPG
それ以外の猿も、何匹かで身を寄せ合って、うなだれてじっとしています。時々辺りを見回したり、毛づくろいをしあっていました。
猿4.JPG

動きがなく、色の彩度も低く、地味な観光地だなぁと思いながらも写真を撮っていると、10時頃、笛の音が聞こえました。エサタイムの合図らしく、猿が一斉に温泉から上がりました。係員がバケツから何かの粒をすくって雪の上にばらまいています。サルたちは雪を掘り返して、拾って食べていました。
猿2.JPG
エサを食べ尽くすと、また温泉に入ったり、何匹かで身を寄せ合ってじっとしています。時々けんかをしたり、ちょっかい出されて怒っていたり、地味だけど、見ていて飽きません。
2度目のエサタイムは12時。
猿3.JPG
人間もそろそろおなかがすいてきたので、12時15分頃、猿公園を出ました。帰りは歩いている人が多く、ゆっくりなペースになり、50分かかって、13時3分に車に戻りました。

お客さんは8~9割が外国人でした。英語、フランス語、ドイツ語、中国語などが飛び交っていて、海外旅行をしている気分になりました。駐車場には、団体名を英語で書いたバスが4台も停まっていました。