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今年は海での運が良く、ギンガメアジやバラクーダの群とよくであいます。
群。集まっている数が少ないと、ぱらぱらと散らばりつつも、集まっているといったふうです。
数が多くなると、ぐるぐるととぐろを巻いていて、トルネードなんて呼ばれています。ぐるぐると回りながらも、その群全体は、どっかの方向に向かって進んでいます。っていうか、猛スピードで、泡をばらまく物体(人間)から逃げてゆきます。

どうして回転するんだろう?

ガイドさんは、はるかかなたの大きな黒いシルエットを見つけると、私たちに教えてくれます。まったくなんだか分からないけど、きっといいことあるはず、と、そのシルエットに向かって泳いでみます。トルネードらしきものが見えてきたら、がぜんやる気になって、泳ぐ足にも力が入ってきます。全速力で泳いで、泳いで、やっと追いついた!!と思っても、胴体としっぽしか見えません。頭は、前の魚のしっぽの内側に入っていて、あまり写真に写っていないのです。もちろん、群の先頭に回ることに成功したら、お魚の顔が見えますが。考えるだけで息が切れますわ。

大きな魚から食べられないように、頭を群の中に突っ込んで。みんなが同じように、頭を群の中の方向に向けて。そうして、トルネードになるんだ。どうりで胴体としっぽしか写真に撮れないわけだわ。
と、この写真を撮った日に、魚群の法則にしみじみ納得させられました。

じゃぁ、回る向きはいつもいっしょなんだろうか?お風呂の水を抜いたときの渦みたいに、南半球と北半球で、逆だったりするのかなぁ・・・?

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