☆ インドネシア東北エリアダイビングクルーズ5☆

アロールの次の朝、7時起床の予定でしたが、なかなか起こしに来ません。あたりは静かだけどそろそろ起きようかな、と枕元のライトを点けて時計を見たら、ナント7:52。相部屋のThreseもまだ寝ていました。窓がない部屋は、夜が明けたかどうかわからないので、困ります。あわてて飛び起きて顔を洗っていたら、ドアをノックする音と「Good morning!」の声が。
ここバンダ海からは、きっぱりと乾期の世界。そして、時計が1時間進んでいて、日本時間での生活になります。

船はGunung Apiに向かっています。バンダ海にポツンと噴いた富士山型火山です。
Gunungはインドネシア語とマレーシア語で、山。Apiは火。日本語にすると、”火山”という名の山です。このクルーズでは2つのグヌンアピに潜りましたし、ボルネオ島のグヌンアピには10年くらい前に登りました。場所の区別という点では、なんの役にも立っていない名前ですね。

ここはウミヘビが集まることで知られていて、世界中の自然ドキュメンタリーTVが取材にも来ているのです。でも、多くのインドネシア人はイモトアヤコさんなみに蛇が嫌いなようです。以前会ったガイドは、「取材に同行すると、ガイド同士で、カメラマン達と潜る役が押し付け合いになる。肩に蛇が引っかかったまま海から上がることになる。」なんて顔をゆがめがながら話してくれたのをよく覚えています。
怖いもの見たさで楽しみにしていたのですが・・・
時々現れるくらいでした。でも、行動が気持ち悪い。穴に顔を突っ込んで回っているのです。岩穴、岩と砂の隙間、サンゴのくぼみなど。顔を入れて、すぐ出てきて、別の穴に顔を入れて・・・・・。1度だけ、顔を入れたまま動かなくなったのを見ました。突っついてみたらよかったかな、とは、後になって思うことでして。水中では、”うわっ、きもちわり~”しか思うことはありませんでした。
ポイント名の Reptile は、爬虫類という意味。もうひとひねり欲しいところ。

普通の生き物もいるにはいましたが、ほかの場所に比べて少ない印象。

ツバメウオの集団がいました。それとは別に、浅い所をツバメウオが1匹泳いでいました。仲間に入れてもらえなくてさみしいのか、ず~っと我々にまとわりついていました。魚の世界もいろいろあってややこしそうね?