* ラジャアンパット 6 *

一緒にダイビングをしたのは、ダイビング歴40年というオーストラリア人2人組、2年間仕事を休んでアジアに来て、フィリピンでダイバーになって遊んでいるというイギリス人女性、ガイド2人とガイド見習いさん1人で、誰もカメラを持っていませんでした。リゾートにはプロ水中カメラマンも来ていましたが、グループが違っていたので、残念なことに彼の仕事っぷりを見学することはできませんでした。

マンタポイントに行く日だけ我々のボートに乗ってきたイギリス人のALEXは、一緒にダイビングをした唯一のフォト派ダイバーです。
困ったヤツで、私が写真を撮っていると(ねばっているときに限って)、割り込んでくるわけですよ。”待つ”ということを知らないのかねぇ。気が散って集中できなくなるので、後で撮ろうと思いその場所を彼に譲ると、私の5倍くらいねばるわけですよ。みんな遠くに行ってしまっているので、もうその場所はあきらめざるをえません。
かと思うと、せっかく譲ってあげても、写真を撮らずにすぐにその場を立ち去ったりもします。”国や文化が違えば、好きな生き物が違うのかねぇ。それなら、割り込むのはやめてよ~”と思いながら海から上がりました。

”あんなに時間かけたんだから、いい写真が撮れたでしょ!” と聞いてみると、ねばっていたときにいたエビやウミウシはなんとか撮れたけど、他は何を撮っているのか分からなかったとのこと。
しょうがないから、次に潜った時は指差して教えてあげたんだけど、それでも分からなかったらしい。クダゴンベ。2匹もいたのに!!