* ラジャアンパット 4 *

そして、これ。初めて見た種類です。



Pontohiという種類のピグミーシーホース。

正確に(生物学的に)いうと、
種名  Hippocampus Pontohi

種名は、図鑑にも載っている万国共通の正式名称(学名)で、属名と種小名で構成されています。
この場合、最初のHippocampusは属名で、タツノオトシゴの仲間という意味。次のPontohiは種を特定するための種小名です。Pontohiに対応する和名はありません。
外国では、多くの生物は英語の名前で紹介されますが、なぜかしらピグミーは学名で呼ばれています。不思議な現象ですね。

さてこのチョー小さいピグミー、初めて見たのはナイトダイビング。
合図に気付いてガイドを見ると、岩のくぼみの下に座り込んでいるではありませんか。せっかくの広い海、もっとゆったりしようよ~なんて思いながらしぶしぶ近づくと、とてもきれいとは言えないコケみたいなものを指し示すわけですよ。え~っ、なに??と少々イラッとしつつ目を凝らすと、ゴミみたいな物がゆらゆら揺れているのに気付きました。近寄ると、ピグミーだったのです。
こんなふうに、細いコケみたいなものにしっぽを巻きつけて、右面をこっちにむけ、裏返り、と、けっこうな運動量です。

”よく見つけたな~” と、まぼろしを見せられたような気分で海から上がりました。(ちなみにこのときのダイビング時間、84分!)
その時は、相当珍しいんだろうと思いましたが、Deniseよりも多く、合計8個体も見せてもらいました。
お見事、ガイドのEDISON!!

この地では、これをたくさん見つけるのがガイドの力量なんだとか?!