ウィーンフィルのニューイヤーコンサート(録画)を見ていると、そのきれいな空間で音楽を聞いてみたくなりました。
そもそもそんな所に入れるのだろうか、と、ネットの検索画面に「楽友協会」と入力してみると、一番上にそのホールのHP(ドイツ語)がでてくるではありませんか。日本語で検索して、現地がヒットするだなんて、びっくりしました。
演目と、飛行機の値段を見比べて、日程を決定。コンサートはHPから予約し、入場券は現地でもらうことにしました。

地下鉄を降りて、多くの人のかたまりについて歩いていると、テレビで見る建物が目に入ってきました。

この日は、主に観光客を対象としたモーツァルトオーケストラ。ロビーに入ると、入場券引き換えの人であふれていました。30分くらい並んだかな。
そして中に入りました。
壁も天井も、金色に光り輝いています。きれいなのだけれども、よく見ると天井絵が怖い。女性が人の首をぶら下げている絵が並んでいます。

1階のちょっと後ろの方の席で聞きましたが、コンサート自体は、まぁこんなものかな、という印象でした。

別の日に、ウィーンシンフォニーを聞きに行きました。前回とは異なり、ロビーではドレスを着た人が歓談していました。券売所の列は短く、すぐに入場券をもらえました。ホールに入ると、
お花が飾られ、照明もより明るくなっていて、お客さんはきれいなお衣裳を着ていて、よりいっそう豪華な空間になっていました。
この日は2階席で聞きましたが、音がとてもきれいでした。バイオリンの音って引っ掛かりのある音ですが、引っ掛かりがなく滑らかに聞こえるのです。気持ち良く音楽に包まれることができました。
席の位置の違いなのか、オーケストラの違いなのか気になるところですが、前回のコンサートでは感じなかった心地良さです。

3月末のことですが、毎日雪が降っていました。最後の日なんて、ホテルから出たくないくらい吹雪いていましたよ。