コスタリカのココ島へのダイビングクルーズに参加する方、行きたいと思っている方、知っておいてください。
2018年年末のクルーズに乗船して見聞き・経験した内容です。

コスタリカココ島でダイバーがサメに食われた


2017年11月30日に、ココ島でダイバーがタイガーシャーク(イタチザメ)の餌食になり、死亡したそうです。
AFPのニュース記事へのリンク
その後、そのダイブサイトは閉鎖され、ココ島全体でナイトダイビングが禁止されました。
ダイビング会社の働きかけにより、そのダイブサイトでのダイビングは再開されましたが、依然としてタイガーシャークは現れるようです。
しかも、どれを食おうか見さだめるように、ダイバーの周りを泳ぐようになったそうです。
皆で固まっていると襲ってきませんが、一人離れると追いかけられるそうです。
一人でエキジットした人が、水面でタイガーシャークに襲われそうになり、BCを脱いでサメの気をそちらに向けて、島に上がって難を逃れる事件も起こったそうです。ダイバーとBCは後で救出されましたが、BCはサメのかみ跡でボロボロになっていたとのこと。
タイガーシャークにダイバーが襲われそうになり、ガイドが棒で突いて追い払っている動画も見ました。
ココ島には人食いザメがいます。かなりハイリスクだと思います。

ナイトダイビングができないため1日のダイビングは3本に減らされる


前段でも述べましたが、タイガーシャークの襲撃事故以降、ナイトダイビングは禁止されています。
では日中に4本ダイビングするのかと思えばそうではなく、3ダイブに減らされていました。
ネットで1日4ダイブとうたっていながら、現地に行くと3本しか潜れないのは、契約違反ではないのか、とも思います。とくだん海況が悪いわけでもなく、コンディション的には日中4ダイブ十分できそうでした。
ちなみに、全22ダイブでした。日本人にとっては普通な本数でしょうけど、アグレッサーとして考えると外国人なら文句言うだろうと思う少なさです。

スキルがないコスタリカ人ダイバーと同じグループになるとダイビングそのものができない


コスタリカ人の金持ちの子供の間で、ココ島のダイビングクルーズが流行っているようです。
毎回のように、10人前後のコスタリカ人が乗っています。
彼らは、全く経験のないダイバーです。経験35本、とか言っていました。オープンウオーター、アドバン、ナイトロックスの講習が終わったら、ココ島直行、みたいな感じ?
一緒のグループにされてしまいましたが、中性浮力取れずに水面まで浮いて行くし、突然体につかまって来られるし。
効率悪く一人ずつエントリーしていました。いつも私たちが最初に入り、-25mで待つように言われるわけです。海底に皆がそろって移動を開始するまで、いつも7~8分も待たされました。たいして魚もいない場所で。
その時点で窒素がたまって、もう30mに下りることができません。こんなのダイビングとは言えませんよね。
グループから離れるとサメに食われるからはぐれるなと言われていますが、ドリフトしていて、流れが強い所に魚がいて楽しいですよね、コスタリカ人はそういう所をスルーし、”もうっ”と思いながらちょっと粘って魚の写真を撮って、5フィンキックくらいしたら流れが止まりコスタリカ人たちも止まっていたけど、魚は居ない。彼らは、せっかく魚がいっぱいいるのにカレントの中にとどまっていることができないようです。
東南アジアでビギナーダイバーなら優しく接してあげられますが、はるばる地球の反対側まで飛んで、地元のへなちょこダイバーに足を引っ張られるなんて、許容できますか?
クルーズ会社のホームページに「ココ島は流れがあるため、初心者にはおすすめしない。」とかいてあります。スキルのある普通のダイバーとダイビングできるものと信じていたのに、だまされました。

ガイドも悪く、ブリーフィングも船上の会話もすべてスペイン語で、全く理解できませんでした。。
英語で説明するように頼んでも、「右に行く」、「左に行く」くらいしか言いません。
毎日怒っていて、英語で怒る夢まで見て、悪夢のような10日間でした。

逆に、経験35本の日本人ダイバーが行ってもよい、のかも。でも、あなたの安全のために、あなたの安全についてお世話してくれる人と一緒に行ってくださいね。
海外のダイビングクルーズのガイドの役割は、基本、先頭を泳いでルート取りをすることですよ。

まとめ
・ココ島には人の味を覚えて人を食いたい人食いザメがいます。
・ココ島ではナイトダイビングはできません。(2020年7月現在継続中)
・ココ島でのダイビングは1日3本しかできない可能性があります。
・コスタリカ人がいた場合、スキルがなく迷惑なので、コスタリカ人と同じグループは断固として拒否してください。