☆ インドネシア東北エリアダイビングクルーズ9☆

我々の船は、海賊船と競争しながら(?)、この旅の2つ目のGunung Apiに向かっています。
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場所はやはりバンダ海、Ambonより少し南のバンダ諸島にあります。さすがに”火山”なんて地名にならないと分かっているのか、地図によっては、Banda Api とも記されています。
植物で覆われてはいますが、近づくと、溶岩が噴いた跡がまだ残っているのも見えてきます。”火山って珍しいわ。あの溶岩、欲しくない?”とドイツ人のBeate。
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この火山は1988年5月9日に噴火したそうです。向かいのネイラ島にまで溶岩が飛んだとのことなので、この島の水中も、溶岩でおおわれたことでしょう。
ちょうどこの写真の下に潜りました。噴火から25年後の水中です。見てください。
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一面のサンゴ礁です。赤道直下の海で、ほんの25年でサンゴが復活したのです。沖縄やオーストラリアのサンゴがいつまでも回復しないのは、水温(温暖化)のせいではないと思います。

ダイビングが終わって水面に浮上して迎えのディンギーを待っている時に、”あの溶岩が欲しい。拾いに行きたい。”とBeate。ただの石ころが欲しい人が私以外にもいることをうれしく思い、ディンギーに乗って頼んでみると、岸に寄ってくれました。
黒い溶岩2個、貴重な標本ゲットです。

ちなみに、この日のスケジュールは、こんな感じでした。
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