☆ インドネシア東北エリアダイビングクルーズ11☆

日が経つにつれ、多くの人が体調をくずしていってました。同室のThreseは早々に風邪をひいてしまい、4日目から数日間、ダイビングを休んでいました。その後、私もだんだん調子が悪くなり、ある時、5mより下に行けなくなってしまいました。深いところに行こうとすると、体の中に残っている空気の体積が変わって、耳や顔や頭が痛むのです。
風邪なんてずいぶん引いたことなく想定外の事態だったので、薬も2回分しか持っていませんでした。で、5mより下に行けずにあきらめて上がった後、船のスタッフに薬をもらいました。すごいことに、1粒4時間しか効かないらしく、早く治すためにずっと指を折って時間を数えることになってしまいました。
ちょうど1日海に入らず、ましになったかな、と思い、潜れるか試してみることにしました。っていうか、珍しいピグミーシーホースが居た、なんて聞いたら、船の上で待ってるわけにはいきません。この日は、有名ダイブサイトPulau Koonに3回続けてダイビングをすることになっていたのです。

無理やり潜ると、12m位の岩の下で、ガイドのWayanが教えてくれました。そのあと、『一人でここに居ていいよ』、というようなサインをしたので、これ幸いと、しばらく写真を撮りました。生き物の説明はこちら
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とはいえ、いくらなんでもこんな小さいものをずっと見ていると飽きるので、みんなを追おうとしました。しかし、これ以上深いところに行くことができなかったので、仕方なくこのピグミーの岩の辺りでガイドが迎えに来てくれるのを待っていました。
上がった後、女性の中国人ガイドのReneeが『私のせいでピグミーが見れなかった』と言っているのが聞こえてきて嫌な気分になりました。他のグループが来たら、ゆずっていたんですけど。ガイドはいつでも見ることができるでしょうに、そんなことを言いますかね??? しかも、もう1回、同じ所でダイビングをすることになっているというのに。
次のダイビングの時、Wayanが、ピグミー撮るのと、ダイビングするのとどっちがいいか、聞いてくれました。せっかく気をきかせてくれたのですが、Reneeに悪口言われるのは嫌なので、みんなについて行くことにしました。

砂地に大きな岩がぽつぽつあるような地形で、流れが強いけど、魚が多くて楽しいダイブサイトだったので、あまり水深を変えないようにしながら海の中を走り回りました。
ギンガメアジがペアで泳いでいたり、
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チョウチョウウのペアがホンソメワケベラにクリーニングを受けていたり、
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マダラタルミが群れていたり(地味な色だけど)、
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サンゴのすきまにアヤメエビスが漂っていたり、
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大好きなモンガラさんもちょろちょろしていました。
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ミソール周辺は全体的ににごっていました。前回(2009年)はとても透明度が良かったので、楽しみにしていたのですが。と、Wayanに言うと、「それは潮の問題。今はミソール島側からの水が入ってきているので、にごっている。バンダ海側からの水の時は透明だ。」とのことでした。