9月27~28日、富山県の立山に行ってました。
立山駅から、ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂まで移動。観光ピークシーズンにはどちらも増便するようで、いやになるほどの待ち時間はありませんでした。
美女平からのバスは、途中、日本一の落差という称名滝、大きい杉などの解説があり、見えるように徐行していました。弥陀ヶ原の手前あたりから広い高原になります。緑~茶色の草の中に、こんもりした赤や緑の木がぽつぽつ生えている景色が広がり、じっと座っていられないくらいきれいです。こんな低い所が紅葉しているなら、山の木は葉を落としているのでは、なんて不安にもなってきます。
うれしいことに、室堂からの眺めも、しっかり錦でした。
立山1.JPG
写真を撮っている横で、「一日中見ていなさいって言われたら、見てられるよね~」、「できる、できる。」なんて声が。それも優雅でいいなぁと思いますが、こんなきれいな所でじっとしているのはもったいないので、早々に移動。雄山を映すミクリガ池を鑑賞し、火山活動の跡の地獄谷は、硫酸ガスの濃度が高いので立ち入り禁止になっていて、うらめしい気分で見下ろします。
地獄谷.JPG
赤や緑のパッチに飾られた雄山~別山を眺めながら少し下り、雷鳥沢キャンプ場に今晩のお宿を作りました。
さてこれからどうするか・・・。すぐ前にある別山に登ることにしました。見るからに急な雷鳥坂は、人間が重力に逆らう動きをするには適していないようで、ダウンとカッパと500mlペットボトル1本しか持っていなくても、息が切れます。おまけに、下から、チングルマの綿毛や、赤や黄色になった葉が呼ぶので、立ったりしゃがんだりを何回繰り返したことでしょう。
立山2.JPG
登っているとだんだん霧に包まれ、稜線は、あたり真っ白でした。晴れていたら、劔だけでなく、御嶽山のけむりも見えたことでしょう。
翌日も気持ちの良い青空で、ステキな山旅になりました。

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