益富地学会館の薄片教室に参加しました。巡検の次に楽しみな行事です。

今回は、インドネシアのGunung Apiでドイツ人のお友達と一緒に拾った思い出の石を、薄片にすることにしました。火山の形からは安山岩質マグマが想像されますが、拾った石は玄武岩質のように見えます。
事前に標本を預けると、小さく切ったチップをスライドガラスに張り付けておいてくれます。
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さらに石を薄く切り離してから、研磨剤で磨って薄くします。
まず、鉄板に320番の研磨剤をのせて、荒磨りします。偏光顕微鏡で色を観ながら薄くしてゆき、長石が黄色とグレーの中間くらいの色になったら次の研磨剤に移ります。
その前に、次に使う細かい研磨剤に320番の研磨剤が混ざらないように、鉄板を片づけ、机を拭き、よく手を洗いわないといけません。
仕上げ磨りは、ガラス板と1000番の研磨剤で行います。この段階までくると、ガラスに張り付けた岩石(?)は紙より薄く、色も薄くなっているので、うっかりしているとガラス側を磨ってしまいそうになります。今回は、いつもスリガラスを作って場を和ませてくれるKさんがいなくてさみしかったです。
長石や石英が灰色になるまで磨り、カバーガラスをかけると、できあがりです。
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