葉から出ていたベンケイソウの芽は、あの後 ほぼほったらかし状態でしたが、苗サイズにまで成長しました。こんだけ密集していると日当たりが悪くなり、どれかの芽が弱ってきても不思議はありませんが、なんともまぁ、のびのびと育っています。葉が重ならないようにお互いに譲り合っているように見えますが、元は一枚の葉なので、そのあたりの意思伝達ができているのかもしれません。そんな能力まで備えているとしたら、おそろしい生命力です。
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どうやら、これの親の今年のテーマは子孫を増やすことのようで、やたらと葉を落とします。ちょっとあたっただけでも、葉が落ちてしまいますし、いつもどこかに葉が落ちています。
片付けるのがめんどうで数日タイルの上にそのままにしておいたのに、枯れずに緑色のままなのが不思議で拾い上げてみたら、さすがにしんなりとしおれかけていましたが、それでも根と葉を出しているのには、驚きを通り越してあきれかえってしまいました。
かわいそうに思って土の上に置くと、もう大喜びして、こんなふうに育ちたい放題です。

育て方の紙に太字で書かれていた、『皆さまの地域の自然のために、野山に置き去りにせず、観賞用として鉢植えで育てて下さい。』というメッセージに込められた意味が、よ~く分かります。

季節がら、小学低学年の理科の自由研究にもってこいだ、なんて思いましたが、いまどきの子供にとって、植物の観察みたいなことは、時代遅れでカッコ悪いことだったりするのかな?