恐れていたことが、とうとう起こってしまいました。

大学で地学を勉強しました。地震というのは専門分野の範囲内の出来事です。
私達にとって、太平洋沿岸各地で大きな地震が起こる可能性が高く、そうなったら大津波が発生する、というのは、常識的なことでした。
それなのに、海岸近くに人が住むのを止めることができなかったのですね。個人の住宅ならまだしも、役場や病院まで建てるだなんて。地震は天災だけど、津波の被害は人災のように思われます。
我々(先生たち)は一体何をしていたんだろう・・・ と、無力感にさいなまれて、少々落ち込んでいます。

高知大で、ですが、
三陸海岸は過去の地震で津波の被害があり、ここまで水が来たからこの下には家を建ててはいけない、という目印の石碑が建てられている、なんて習いました。
時間が経ちすぎて、過去の経験が薄れてしまったのは、とても残念なことです。

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