* ラジャアンパット 6 *

次に、セラム島の東の先にあるクン島まで移動しました。
ここでは、”ブルーコーナー”というポイントで3本潜りました。そうそう。どこぞのブルーコーナーと同じように、潮の流れによって、エントリーする位置と流される方向を変えて。
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ここで見事だったのは、カンムリブダイの群。今回は、いっしょに潜っていた人たちがお上品なダイビングスタイルだったので、遠慮してあまり近寄れなかったのが、悔やまれます。

もう一つ、特筆すべきは、ゴマ&キヘリモンガラでしょう。たまたま中層に浮かんで広い砂地を見下ろしているとき、異様な数のゴマ&キヘリモンガラが忙しげに走り回っているのに気付きました。何してるんだろう、と目をこらすと、他の魚を追い払っているではありませんか。小さなベラまで、どこまでどこまでも追っかけているのです。これがうわさの!? そういう目で見ると、砂地には、一面、まるいくぼみが作られているようです。卵を守っているのか、こわ~。
早く移動しようよ、と思っているのに、みんなはそれぞれの被写体に夢中。
しばらくすると、Mさんが暴れだしました。巨大なゴマモンガラがすぐ近くに・・・ これでやっと、恐怖の砂地から去ることになりました。
なんとフィンにかみつかれたそうです。ほかにも2人、バトルをしたらしいです。
なのになのに、ローカルガイドのWさん、なぜ3本目はまたこの真上にエントリーしたの???

IMG_7255.JPGとかいいながら、追っかけまわしてしまう、モンガラカワハギ。”ゴマ”とか”キヘリ”とか付かなかったら、こんなにかわいらしいのです。同じ科の仲間だとは信じられないくらい、向かってくることもありませんし、近寄らせてもくれません。

さてさて、ここでやっと、ギンガメアジの群に出会いました。町内会してるみたいなバラクーダ、タマカイという巨大ハタのシルエット、ロウニンアジ、カクレクマノミ、ナンヨウハギ、イセエビ、かわいらしいミヤケテグリなども見ました。15mくらいにアケボノハゼがいたそうです。ヤノダテハゼも見ましたが、これって珍しいんでしょうか?ガーデンイールもたくさんいました。